The Plan to enjoy ‘Kanazawa’ only for 7 hours.

7時間でちょっとニッチな金沢まで楽しむ方法。
というテーマで、私の金沢弾丸トラベル(2014.09)を参考に、(※この時は朝一の富山駅発のバスで金沢へ)
日帰り金沢一人旅のタイムスケジュールをご紹介させて頂きたいと思います。



オラファー・エリアッソン、レアンドロ・エルリッヒ、ジェームズ・タレル、カプーアなど、今やその名を知らない人はいない著名現代アーティストたちの作品が一堂に会します。

当時は(※2015年時点)YSLのシークレットパーティーや、数々のアートイベントでゲリラレストランを開催されているフードアーティストの諏訪綾子さんによる「好奇心を味わう小部屋」が開催されていました。瓶詰めにされた食材は、それを触っても、口にしてもいないのに、妙な生々しさを感じて、ドキドキしてしまう。


仏教哲学者の鈴木大拙の記念館。設計は、金沢出身の建築家、谷口吉生「写る」、「反射する」は静かに興奮してしまうマテリアルです。


 

 

前回金沢に来た時に訪れてすっかりファンになってしまったヴィンテージショップ。チェコやポーランドなどの東欧のヴィンテージが揃います。ボヘミアングラスのヴィンテージから、用途が一目では分からない一風変わったものまで、ちょっと珍しいものに出会うことができます。3Fのストックルームにも案内してもらい、店主と話し込んでしまいました。この空間で味わう仕事終わりの一杯が愉しみなのだそう。想像しただけで、なんとも贅沢な一時。
 

 

ランチは、SKLOのオーナーから教えてもらってこちらへ。金沢のご当地グルメ「ハントンライス」発祥の店と言われる老舗洋食店「グリルオーツカ」。

「レトロ」と一言で言ってもそのムードは様々だけど、こちらはちょっとアールデコ調。

「カウンター素敵ですね」と奥さんとおしゃべりが盛り上がっていると、ご主人もキッチンから出て来てくれました。さりげなく置いてある醤油さしからハントンライスの絶妙なバランス感まで、とにかくセンスが最高。

グリルオーツカを出てすぐ、最近話題のエリアだという「せせらぎ通り商店街」をお散歩。

武家屋敷跡や町家など伝統的な建物とニューショップが共存する新鮮な街並み。楽しみながら金沢駅の方に向かっていくと、交差点に素敵なお店を見つけました。その名も「ひらみぱん」。

大正時代の鉄工所跡の建物を利用しているそう。

まだお腹いっぱいだから、カフェは諦めて朝ご飯用のパンを購入。明日の朝、東京に戻ってからも旅の思い出に浸れるように。
 



さらに駅に向かって足を進めると建築が目を引く図書館に遭遇します。谷口吉生が設計、父の谷口吉郎が監修。谷口吉郎と言えば、最近改装のための建て壊しで揺れるあのホテルオークラのメインロビーを設計した建築家として有名ですね。大胆に張られた鉄板のファサードが潔い佇まい。


さあゴールに辿り着きました。構造美に圧倒される金沢駅舎。駅舎をゆっくり楽しみつつ、帰りに食べる駅弁を選んで旅はおしまい。
うん。満足満足。
 
徒歩で7時間あれば、寄り道をたくさんしちゃっても余裕でこのコースは回れます!
 
でも、
ホンネは、いいお宿をとって、ゆっくり北陸を満喫したい!!
 
※こちらは2015年3月14日にNUMERO TOKYO blogに投稿した記事を一部編集しています。
 

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