Down to Earth

動じることなく静かに立つ佇まい。どの瞬間を切り取っても美しい華麗なギャロップ。無意識まで見透かすような目。いつだって孤高の美しさを求められる馬の、人間の期待を裏切る自由奔放さが好きだ。犬のようにお腹を見せて、背中を砂や泥に擦りつける無邪気な馬の「砂遊び」の姿、どの動物も等しく穏やかな愛らしさに包まれる眠りの姿をイメージしながら、Down to Earth:地に足のついた/落ち着いた午年を送ることが今年の目標です。

気性の激しい「丙午(ひのえうま)」とは対照的に、というよりも、自分のエネルギーにも他者のエネルギーにも、翻弄されないように、自分で自分の手綱を手放さず、見失わないように。否、そもそも「手綱」というコントロールする/されるシステムを疑っていきたいところ。「動か(され)ない」ことで「抵抗」するスキルを身につけたい。

毛づくろいでは届かないところに潜み、くすぶる害虫のように、見えないことにしていたことや、手が届きそうで届かないところで、じわじわ蝕んでくるものを、戯れるように払い除ける。思い通りに動いて欲しいという人間の視線にお構いなく、全身の力を解放して、無我夢中になれる環境を見つけたい。そして、我に返った時、そんな砂まみれのファニー(でヒッピー)な姿を笑って楽しんでくれる人たちとの時間を大切にする。

皮肉なリアリストでも、独りよがりなロマンチストでもなく、Down to Earthな存在でありたい2026年。世界が不安だらけの場所にならないように。ひとりひとりがセーフ・スペースを携えて歩みを進めていけるように。

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